パソコンをしていると背中に激痛が起こる患者さんの症例

今日はパソコンをしていると背中に激痛が起こるOさんをご紹介します。

50代会社員のOさんは

会社で激務の末、

背中の激痛に耐えかねて当院に来院されました。

 

聞くと、

パソコンに向かって手を前に出すと、右の背中に激痛が走るそうです。

ここ数日はどんな体勢をとっても疼くような痛みがあるとのこと。

 

早速姿勢を見てみると、

 

背中が丸く、典型的な猫背で

首の骨に前に曲がるカーブ（前弯）がなく、

体よりも頭の位置が前に出ていて、

正面を向こうとするとややアゴが上がり首が後屈してしまいます。

 

正しい姿勢は

頭のてっぺんと耳の穴と肩の位置がまっすぐになっている状態なのですが、

 

Oさんの場合、逆のくの字のようになっていますね。

 

このように体に頭がうまくのっていない場合、

体幹の軸で頭の重みを支えられないため、首や背中の筋肉で頭を支えようとします。

 

頭の重みは体重の約10％あるのですが、

ボーリングのボールの重さというとイメージしやすいかと思います。

 

それだけ重いものが身体の一番上にのっかっているのです。

 

その頭の重みを筋肉だけで支えようとすると、

当然疲労が蓄積し、

ついには筋肉がストライキを起こし働かなくなってしまうのです。

6回目の施術でほとんど痛みがなくなり、

ほとんど上を向けなかったのも、ずいぶんと向けるようになってきました(^^)

 

現在はほとんど症状は感じていらっしゃいませんが、

ストレスや不規則な生活で酷使してきた身体を労わって

週1回のメンテナンスを欠かさずにいらっしゃっています。

 

あなたも忙しい忙しいといって無理されていませんか？

身体が壊れる前に、身体からの声をちゃんと聴き、

身体を労わってあげましょうね(*^^)v

 

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