新型コロナウイルス対策について
- 2020年04月19日
- ブログ
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、緊急事態宣言が全国に発出されましたが、
ここでは、当院の新型コロナウイルスについての方針や考え方と、
その対策についてお伝えしていきます。
全国的に70~80%の接触機会を減らすために多くの方が外出自粛をされ、休業要請が出たことによって休業せざるをえなくなった施設、休業要請は出なかったが自主休業を行っている店舗などがある中、当院はどのような対応をとるべきなのか、いろいろと考えました。その結果、当院は現在も通常診療させていただいております。
感染拡大防止のためには院を閉めるというのが一番確実なのですが、
それでも診療する理由は以下の通りです。
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①整骨院は休業要請対象外の施設になっているから。
社会生活を維持するうえで、整骨院は国が必要な施設だと認めています。
②一定数必要としてくれている人がいるから。
もし休業した場合、強い痛みや辛い症状でお困りの方の行き場がなくなってしまいます。
そのような方を救うのが治療家の使命だと考えています。
③自粛疲れによる心身のケアが必要だから。
現在は、お子さんの休校やテレワークなどで生活リズムが乱れた方がたくさんいらっしゃいます。「普段と違う」というのは思っているよりも知らない間にストレスになっているものです。
④免疫力を高めてウイルスに打ち勝つ身体作りが必要だから。
ウイルスというものは風邪(ふうじゃ)といって、風にのって運ばれてくるので、完全に防ぎきれるものではありません。東洋医学では『内因あらずば外邪入らず』という言葉があり、しっかりとした免疫力があれば、ウイルスは入ってこないし、もし入ったとしても撃退することができます。
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【皆さまに安心して当院をご利用していただくために】
大前提として、柔道整復師は国家資格であり、厚生労働大臣から免許を与えられています。そして、整骨院を開院するには、国で定められた基準を満たす必要があります。
その基準とは、
・66㎡以上の専用の施術室を用意する
・待合室は3.3㎡以上のスペースを確保する
・施術室は部屋の面積の1/7以上を外気に開放できる、もしくは十分な換気設備を用意する
・施術に用いる手、指、器具等の消毒設備を用意する
・常に清潔が保たれている
・採光、換気、そして照明を十分にする
と柔道整復師法に明記されています。
この基準をクリアして保健所に受理されて初めて開院できるのです。
このことからもわかるように、柔道整復師は公衆衛生学を履修し、感染症対策の知識を兼ね備えた国家資格者が運営する施設です。院内感染が起こらないように、既に国によって十分な対策がとられているのです。
次に、院として独自の新型コロナウイルス対策の取組みをお伝えしますと、
【スタッフの感染予防について】
施術所内だけではなく、
1.マスク着用
2.こまめな手洗いとうがい
3.手指のアルコール消毒
4.毎朝の検温、体温の管理
5.車、自転車、徒歩での移動
6.3密の場所には近づかない
を行っております。
スタッフがコロナに感染するわけにはいかないので、
上記の点を徹底して行っていきます。
【院内での対策】
1.マスク着用
2.こまめな手洗いとうがい
3.施術ごとに手指のアルコール消毒
4.施術ごとにベッド、イスのアルコール消毒
5.定期的な窓開け換気(24時間換気システム完備)
6.空気清浄機、プラズマスラスターをフル稼働
7.アルコールによる殺菌除菌清掃
8.キャッシュレスでのお会計対応
9.飛沫飛散対策防止の為、カウンセリング時は透明のシートを設置
10. 飛沫飛散対策防止の為、受付に透明のシートを設置
など、今までも普通にやっておりますが、
今まで以上に意識を高めて、徹底して衛生管理に努めていきます。
【最後に】
新型コロナウイルスが大流行し、様々な業種で業績悪化が叫ばれていますが、当院では前年と比較してみても来院される方の人数はむしろ増えています。
先日、通院を続けてくださっている患者さんに「感染のリスクがあるのになぜ通院してくださるのですか?」と聞いてみると・・
「先生のところはちゃんと対策取られているし、治療を受けることで免疫力が高まるならコロナウイルスへの対策になると思ったから。」
という方がとても多かったのです。
私がいつもしている話を深く理解してくれていることにとても感動しています。
当院ではコロナウイルス対策を徹底して安心して利用していただけるように対策を取っております。こんな時期だからこそ、治療計画に沿って治療を受ける意味があります。免疫力を上げるため、ぜひ安心して当院にお越しくださればと思います。
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