思春期特発性側弯症

思春期特発性側弯症とは

思春期特発性側弯症は、思春期に発症する原因不明の側弯症で、背骨が左右どちらかに曲がり、ねじれを伴うことがあります。この症状は通常10歳から18歳の間に見られ、特に成長期に進行することが多いです。

軽度の場合、痛みや不快感がほとんどないこともありますが、進行すると背中や腰の痛み、姿勢の悪化、疲れやすさなどを引き起こします。早期に発見し適切な対策を取ることで、進行を防ぎ健康な体を維持することが可能です。

思春期特発性側弯症は、学齢期の子ども全体の2～3%程度に見られるとされています。日本では約30万人以上がこの症状を抱えていると推定されており、特に女児に多く見られる傾向があります。健康診断での早期発見が増えていますが、未治療のまま進行するケースもあります。

思春期特発性側弯症の特徴

思春期特発性側弯症の特徴は、背骨が横に曲がるだけでなく、ねじれを伴うことです。これにより、片側の背中が盛り上がる「肋骨隆起」や左右非対称の体つきが現れることがあります。成長期に進行が早まる場合が多く、早期には痛みがなく気づかれにくいことが特徴です。見た目の問題に加え、進行すると疲れやすさ、腰痛、姿勢不良が起き、最悪の場合は内臓への影響を及ぼすこともあります。

放置した場合、側弯が進行し、見た目や姿勢の悪化だけでなく、腰痛や肩こり、疲れやすさを感じるようになります。重症化すると、胸郭が圧迫されて呼吸や内臓機能に影響を及ぼす可能性があります。また、心理的なストレスや自尊心の低下にもつながることがあります。進行した場合、最悪は手術が必要になるケースもあり、早期の対処が重要です。

思春期特発性側弯症の原因

医学的には思春期特発性側弯症の主な原因は以下のように説明されています。

成長期の骨の成長のアンバランス

成長期に骨の成長が急速に進む際、筋肉や骨の成長のアンバランスが原因と考えられます。

遺伝的要因

家族に同様の症状がある場合、遺伝が関与している可能性があります。

姿勢の悪化

不適切な姿勢が症状を悪化させる要因となる場合があります。

筋力の低下

背中や体幹の筋力が不足すると、背骨を支える力が弱くなります。

このように思春期特発性側弯症は生活習慣の影響を大きく受けており、思春期特発性側弯症と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、思春期特発性側弯症を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

思春期特発性側弯症の場合、病院では次の治療法が一般的です。

運動療法

運動療法は効果を実感するまで時間がかかり、継続的な努力が必要です。また、運動の内容や強度を誤ると逆に症状を悪化させることもあります。専門家の指導のもとで行うことが重要ですが、時間的制約や経済的な負担がネックとなることがあります。

コルセット治療

長期間装着する必要があり、生活や運動の自由が制限される場合があります。また、装着による心理的ストレスや、コルセットに依存することで筋力の低下を招くリスクもあります。

手術療法

手術には一定のリスクが伴い、術後の回復期間や合併症の可能性があります。また、完全に元の形に戻るわけではない場合もあり、心理的な負担が残ることがあります。

思春期特発性側弯症を改善するために

まずは、あなたの思春期特発性側弯症の原因を問診と7つの検査で明らかにします。現状を把握することが最も改善への近道であり、最も重要だからです。

当院はあなたのお身体を多角的に分析し、巻き肩の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

思春期特発性側弯症の臨床経験を多く積んでいる院長が責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの思春期特発性側弯症のお悩みに向き合います。

疑わしい症状がある時にはできるだけ早めに受診し、早期に治療することが大切です。

思春期特発性側弯症のQ＆A

思春期特発性側弯症は自然に治りますか？

自然に治ることは稀で、特に成長期に症状が進行しやすいのが特徴です。放置すると体の歪みが定着し、成人後に痛みや姿勢不良を引き起こす可能性があります。当院の整体では、早期のケアで進行を予防し、成長期の体のバランスを整えることが可能です。骨格調整や筋肉の柔軟性を高める施術を通じて、健康な体づくりをサポートします。これにより、長期的な健康リスクを回避し、自然な体の成長を促します。患者様一人ひとりの状態に合わせた施術を行うことで、未来の健康を守るお手伝いをしています。

手術は避けられますか？

手術が必要になるケースもありますが、早期の整体施術や適切なケアを行うことで回避できる可能性があります。当院では、側弯の進行度に応じて骨格調整を行い、筋肉と骨格のバランスを整える施術を提供します。これにより、側弯の進行を抑制し、患者様の体が本来持つ機能を最大限に引き出します。特に成長期の患者様に適したアプローチを通じて、症状が悪化する前に対応します。早期に治療を開始することで、手術を回避し、より自然な体の動きを取り戻すことが可能です。

成長期が終わったら治療は意味がありませんか？

成長期を過ぎても、治療は十分に効果があります。成長が止まった後でも、側弯症による痛みや姿勢の不良は生活の質を低下させる要因になります。当院の整体では、成人向けに特化した骨格調整を行い、体の歪みを改善します。筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することで、側弯症による慢性的な症状を軽減します。継続的なケアで生活の質を向上させるとともに、日常生活での体の使い方のアドバイスも行っています。治療の意味は年齢に関係なく、健康維持に重要です。

姿勢改善だけで側弯症は治りますか？

姿勢改善は大切ですが、側弯症の根本改善には骨格調整が不可欠です。当院の整体では、背骨や骨盤のバランスを整える施術を行い、体全体の歪みを解消します。また、患者様一人ひとりの姿勢や体の使い方を分析し、適切な運動やストレッチの指導も行います。これにより、再発を防ぎながら、健康的な体の動きを取り戻すことが可能です。姿勢改善だけでは限界がありますが、整体施術を組み合わせることで、より効果的な結果を得ることができます。

運動だけで改善しますか？

運動は側弯症の管理に役立ちますが、骨格の歪みを根本から改善するには限界があります。当院では、骨格調整を行った上で、効果的な運動プランを提案します。施術で歪みを整えた後、適切な運動を取り入れることで、筋力バランスを維持し、側弯症の進行を防ぎます。運動だけでは骨格の歪みを改善することは難しいため、整体施術と組み合わせることが重要です。専門的なケアを受けることで、より健康的でバランスの取れた体を目指すことが可能です。

コルセット治療は必要ですか？

コルセット治療は進行を抑えるために効果的ですが、筋力の低下や長期間の装着による体への負担もあります。当院では、コルセット治療を補完する整体施術を行い、筋力低下を防ぎつつ自然な体の機能を高めるサポートをします。コルセットに頼りすぎず、骨格調整や筋肉のバランスを整えることで、長期的な健康を目指すことができます。施術と併用することで、コルセットの効果を最大限に引き出しながら、日常生活の快適さを向上させます。

痛みがない場合でも治療が必要ですか？

痛みがない場合でも、側弯症は進行するリスクがあるため、治療は重要です。当院では、症状が進行する前に骨格調整を行い、体のバランスを整えることで、将来的な痛みや機能障害を予防します。痛みが出てからでは遅れる可能性があるため、早期のケアが推奨されます。予防的な整体施術により、日常生活での負担を軽減し、健康的な体を維持することが可能です。

思春期特発性側弯症の原因は何ですか？

思春期特発性側弯症の正確な原因は不明ですが、遺伝的な要因や成長期の骨格発達に伴う筋肉・靭帯のアンバランスが影響すると考えられています。また、姿勢の悪化や長時間の片寄った動作が背骨の歪みを助長する可能性もあります。特に思春期の特発性側弯症では、急激な成長が症状の進行を招きやすいため、早期の対応が重要です。当院では、原因にかかわらず、体全体のバランスを整えるアプローチを採用しています。例えば、歪みを修正するために骨盤や背骨の調整を行い、筋肉の緊張を緩和します。また、体幹を強化するトレーニングやストレッチを指導することで、背骨を安定させる力を高めます。さらに、生活習慣の見直しや姿勢の改善にも力を入れ、歪みの悪化を防ぎます。整体施術と日常のケアを組み合わせることで、側弯症の原因が特定されなくても、根本的な改善と体の負担軽減を目指します。

思春期特発性側弯症の患者がやってはいけないことは何ですか？

思春期特発性側弯症の患者が避けるべきことは、背骨に過度な負担をかける動作や習慣です。具体的には、重い荷物を片側だけで持つことや、長時間の不自然な姿勢（片寄った座り方など）は歪みを悪化させる可能性があります。また、過度なストレッチや無理な運動も逆効果になる場合があるため注意が必要です。当院では、患者様の生活スタイルに合わせたアドバイスを提供しています。例えば、重い荷物を運ぶ際には、体全体を使ったバランスの良い持ち方を指導します。また、日常の姿勢改善や体幹強化のための無理のない運動を提案し、背骨に負担をかけずに筋肉を整える方法をお伝えしています。さらに、患者様の体の状態を把握した上で、避けるべき動作や適切なストレッチを具体的に説明し、日常生活での注意点を明確にします。これにより、背骨への負担を最小限に抑えながら、健康的な生活をサポートします。

思春期特発性側弯症は治りますか？

思春期特発性側弯症は、早期に発見し適切な対処を行えば、進行を抑えたり改善することが可能です。ただし、治療法や効果は患者様の年齢や歪みの程度によって異なります。成長期の患者様では、適切なサポートが症状の進行を防ぐ鍵となります。当院では、背骨の歪みを改善し、体全体のバランスを整える整体施術を行っています。特に、成長期の患者様に適した負担の少ない施術を採用し、体の自然な動きを引き出すことで、歪みの進行を防ぎます。また、筋肉のバランスを整えるトレーニングやストレッチ指導を通じて、自然な改善をサポートします。さらに、家庭で実践できるケア方法や生活習慣のアドバイスも提供しています。こうした包括的なアプローチにより、患者様が希望を持って症状改善に取り組める環境を整えています。完治が難しい場合でも、日常生活への影響を最小限に抑えることが可能です。

思春期特発性側弯症に悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の経絡治療は思春期特発性側弯症という症状と相性がよく、また、再発も防ぎ、長期間良い状態を維持することができます。

思春期特発性側弯症でお悩みであれば、当院にお気軽にご連絡ください。