不妊症（妊活）

不妊症とは

不妊症とは、妊娠を希望しているにもかかわらず、一定期間（一般的には1年程度）妊娠に至らない状態を指します。その原因は女性、男性のどちらか、あるいは両方にある場合があります。女性の場合、排卵の問題や子宮の状態、ホルモンバランスの乱れなどが影響します。男性の場合、精子の数や運動率、質の低下が原因となることがあります。また、ストレスや生活習慣も妊娠しづらさに影響する要因です。早期の診断と適切なケアが、妊娠の可能性を高める鍵となります。

厚生労働省によると、日本では不妊に悩むカップルは約10組に1組と言われています。具体的には、年間約50万組が不妊治療を受けているとされています。また、不妊治療を必要とするカップルの数は年々増加傾向にあります。この背景には、結婚年齢の上昇やライフスタイルの変化、仕事と妊活の両立の難しさなどが挙げられます。

不妊症の特徴として、明確な症状がないことが多い点が挙げられます。そのため、自覚症状がなくても妊娠を試みている間に妊娠しないことで気づくケースが一般的です。また、女性では生理不順や基礎体温の変化、男性では精液検査の結果に異常が見られる場合もあります。不妊の原因は一つではなく、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣、そして年齢に伴う生殖能力の低下が絡み合っていることが多いです。原因が多岐にわたるため、適切な診断とアプローチが重要です。

不妊症を放置すると、妊娠の可能性がさらに低下することがあります。女性の場合、加齢による卵子の質の低下が進み、排卵機能が衰える可能性があります。また、ホルモンバランスの乱れが悪化し、生理不順や無排卵状態が起こることもあります。男性の場合、精子の数や運動率が低下するリスクが高まります。さらに、妊活に伴う精神的ストレスが蓄積し、夫婦間の関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。放置することで適切な治療やケアを受けるタイミングを逃し、妊娠の機会を失う恐れがあります。

放置した場合の最悪の結果として、妊娠が非常に難しい状態になる可能性があります。加齢や基礎疾患の進行により、生殖能力がほぼ失われるケースもあります。また、不妊が長期間続くことで、夫婦間のストレスや精神的な負担が増大し、関係の悪化やうつ状態につながる危険性があります。身体的な影響だけでなく、社会的・精神的な健康にも悪影響を及ぼすため、早期の対応が不可欠です。

不妊症の原因

不妊症の原因は、一般的には下記の要因が挙げられます。

加齢

年齢を重ねることで女性は卵子の質が低下し、排卵機能が衰えます。男性の場合も精子の運動率や数が減少することがあります。

ホルモンバランスの乱れ

ストレスや生活習慣の乱れによってホルモンバランスが崩れると、排卵や精子の形成が正常に行われなくなることがあります。

ストレス

精神的なプレッシャーや過労がホルモン分泌を抑制し、不妊の原因となることがあります。慢性的なストレスは特に影響が大きいです。

生活習慣の問題

喫煙、アルコールの過剰摂取、栄養バランスの欠如などが生殖機能に悪影響を及ぼします。不健康な生活習慣は妊娠率を下げる原因の一つです。

基礎疾患

子宮筋腫、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）などの婦人科疾患や男性の精巣機能障害が妊娠を妨げることがあります。

免疫機能の異常

体内の免疫系が精子や受精卵を異物と認識して攻撃することで、着床を妨げる場合があります。

骨盤の血流不足

冷え性や姿勢の悪さにより、骨盤内の血流が滞ると、子宮や卵巣の機能が低下することがあります。

遺伝的要因

家族歴に不妊症がある場合、遺伝的な要因が関係している可能性があります。

当院では多くの不妊症の症例を診てきましたが、その原因は1つではなく複数絡み合っているため、不妊症を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

不妊症の場合、病院では次の対処法が一般的です。

ホルモン療法

ホルモン療法は副作用として体重増加、むくみ、気分の変動が生じる可能性があります。また、長期間の使用は体への負担が大きく、血栓症などのリスクがわずかに高まることもあります。自然な体内リズムを一時的に乱すため、心理的な負担が大きい方もいます。

タイミング法

タイミング法は成功率が比較的低く、何度も試す必要があるため精神的なストレスが増えることがあります。また、正確な排卵日を把握するためには基礎体温の記録や病院通いが必要で、時間と手間がかかります。

人工授精

人工授精は費用がかかる割に成功率が約10～15％と低めで、繰り返し行う必要があります。また、体外受精に進む場合が多く、心理的・経済的負担が重なることがあります。

体外受精

体外受精は高額な費用が必要であり、成功率も年齢によって大きく左右されます。採卵やホルモン注射などの処置が体への負担になることもあり、精神的にも大きなストレスとなります。

手術療法

手術には麻酔や術後のリスクが伴い、回復に時間がかかる場合があります。また、手術後も必ずしも妊娠が保証されるわけではなく、再発のリスクがある場合もあります。

不妊症を改善するために

まずは、あなたの不妊症の原因を問診と7つの検査で明らかにします。現状を把握することが最も改善への近道であり、最も重要だからです。

当院では姿勢の評価を重点的に行い指針を決めます。カウンセリングによる生活習慣検査をはじめとして、多角的に分析し、原因を見つけ出します。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不妊症の臨床経験を多く積んでいる院長が責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの不妊症のお悩みに向き合います。

不妊症の症状がある時にはできるだけ早期に治療することが大切です。

不妊症のQ＆A

不妊症は自然に治りますか？

自然に解消するケースは稀ですが、生活習慣の改善や適切なケアで妊娠可能性は高められます。整体や経絡治療を取り入れることでホルモンバランスを整え、体質改善を図ることが有効です。

どのタイミングで病院を受診すべきですか？

1年以上妊娠を試みても成果が出ない場合、早めに専門医や整体院を訪れるのが理想です。早期の対応が妊娠の成功率を高めます。

不妊症は遺伝しますか？

直接的な遺伝は少ないものの、ホルモンバランスや体質が影響することがあります。専門家のアドバイスを受け、個別のケアを行うことで改善が可能です。

不妊治療の費用はどのくらいかかりますか？

治療内容により異なりますが、自然療法や整体でのケアは経済的負担が軽い場合があります。まずは負担の少ない方法から始めることをお勧めします。

生活習慣で妊娠率は上がりますか？

もちろんです。適切な食事、運動、睡眠、ストレス管理は妊娠力を高めます。整体や経絡治療で体内バランスを整えるとさらに効果的です。

仕事を続けながら妊活は可能ですか？

可能です。整体や経絡治療は、忙しい方でも取り入れやすく、ストレスを軽減しながら妊活を進められます。

生理痛が妊娠に影響する可能性はありますか？

生理痛自体が妊娠に直接影響を与えることは少ないですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの背景がある場合は妊娠への影響が考えられます。専門医での診察を受けつつ、整体や東洋医学による体調改善を並行して行うのがおすすめです。

ストレスは妊娠にどれほど影響しますか？

大きな影響があります。ストレス軽減に整体や経絡治療を活用し、自律神経を整えることで妊娠しやすい環境を作れます。

治療はいつまで続けるべきですか？

専門家と相談しながら、自身の心身に負担がかからない範囲で進めることが重要です。整体は長期的な健康維持にも役立ちます。

男性側も治療が必要ですか？

必要な場合があります。整体や経絡治療は男性の生殖機能改善にも効果が期待でき、夫婦での取り組みが成功率を高めます。

年齢が高くても妊娠できますか？

可能性はあります。整体や経絡治療で体内環境を整えることで、妊娠力を最大限に引き出すことが可能です。

不妊症に悩んでいた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

当院のプログラムは生活習慣の改善がメインなので妊活と相性がよく、また、自然な方法なので、経済的にも身体的にも負担なく始めることができます。

不妊症でお悩みであれば、気軽にご連絡ください。