巻き肩（猫背）

巻き肩とは

巻き肩とは、肩が前方に出て内側に巻き込んだ姿勢のことを指します。現代ではデスクワークやスマホ使用時間の増加により、胸の筋肉が緊張し、背中の筋肉が弱くなることで発生します。この状態が続くと肩甲骨が前方に引っ張られ、猫背姿勢を伴いやすくなります。

さらに、巻き肩は首や肩への負担を増大させ、肩こりや首こり、頭痛、さらには自律神経の乱れまで引き起こすことがあります。呼吸も浅くなりやすく、全身の疲労感を感じやすくなることが特徴です。見た目の問題だけでなく、日常生活に支障が出やすいため、早期の対策が必要です。

日本では、デスクワークやスマートフォン使用が増えたことで、姿勢不良による「巻き肩」が増加しています。明確な統計は少ないものの、厚生労働省の調査では、肩こりや姿勢不良を訴える20代～50代の男女は約60％以上に上るとされ、巻き肩もこれに関連すると考えられます。特に女性は筋力の低下やホルモンバランスの影響で姿勢不良になりやすく、これが肩こりや首こりの主な原因になっています。

巻き肩の特徴

巻き肩は、肩が内側に入り込み、胸が縮こまった状態になる姿勢不良の一種です。見た目としては猫背が強調され、肩が前方に突出するように見えます。この姿勢が続くことで肩甲骨の動きが制限され、筋肉のバランスが崩れ、肩や首周辺のこりや痛みが発生します。

また、胸部の圧迫により呼吸が浅くなり、全身の酸素供給が減少することで疲労感が出やすくなる特徴もあります。さらに、自律神経が乱れやすく、頭痛や不眠症、眼精疲労などの症状が現れることも少なくありません。

巻き肩を放置すると、首や肩の筋肉に負担がかかり続け、慢性的な肩こりや首こりが悪化します。さらに、姿勢不良が定着することで猫背やストレートネックになり、頭痛やめまい、目の疲れなどの不調を引き起こすことがあります。

巻き肩が進行すると、肩甲骨や背骨の歪みが深刻になり、肩関節の可動域が低下します。その結果、四十肩・五十肩や肩関節周囲炎を発症するリスクが高まります。また、胸部の圧迫により呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが崩れ、全身の疲労感や集中力の低下、不眠といった生活の質が著しく低下する恐れがあります。

巻き肩の原因

医学的には巻き肩の主な原因は以下のように説明されています。

デスクワークやスマホの長時間使用

前かがみの姿勢が続くと胸の筋肉が緊張し、肩が内側に巻き込みやすくなります。

運動不足による筋力低下

背中の筋肉（僧帽筋や菱形筋）が弱くなることで、肩を引き戻す力が低下します。

重い荷物の片側持ち

片側の肩に負担がかかり続けることで、筋肉のバランスが崩れ巻き肩の原因になります。

猫背や姿勢の癖

日常の悪い姿勢が長期間続くことで、肩が前方に引っ張られる習慣がついてしまいます。

ストレスや緊張

ストレスが溜まると無意識に肩に力が入り、巻き肩を引き起こす原因となります。

このように巻き肩は生活習慣の影響を大きく受けており、巻き肩と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、巻き肩を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

巻き肩の場合、病院では次の治療法が一般的です。

運動療法

運動療法は巻き肩の改善に効果的ですが、継続が必須です。姿勢改善のためには正しいフォームと適切な負荷が必要なため、専門家の指導が欠かせません。間違った運動を行うと逆に筋肉のバランスが崩れ、症状を悪化させるリスクがあります。運動による効果は即効性がなく、一定期間継続しなければ改善が見込めないため、根気よく続ける必要があります。

物理療法

電気治療や温熱療法は筋肉の緊張をほぐす効果がありますが、根本的な改善にはなりません。一時的な痛みやコリの緩和にとどまり、症状が再発する可能性が高いです。また、物理療法に頼り過ぎると筋力の低下や姿勢の癖を放置し、治療が長期化するデメリットもあります。

姿勢矯正指導

姿勢矯正は意識して取り組む必要があり、長時間同じ姿勢を続ける仕事や日常生活では維持が難しいことが多いです。悪い姿勢が長年続いている場合、正しい姿勢が不自然に感じてしまい、ストレスになることもあります。また、自己流の矯正では効果が出にくく、専門家のアドバイスが必須です。

巻き肩を改善するために

まずは、あなたの巻き肩の原因を問診と7つの検査で明らかにします。現状を把握することが最も改善への近道であり、最も重要だからです。

当院はあなたのお身体を多角的に分析し、巻き肩の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

巻き肩の臨床経験を多く積んでいる院長が責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの巻き肩のお悩みに向き合います。

疑わしい症状がある時にはできるだけ早めに受診し、早期に治療することが大切です。

巻き肩のQ＆A

巻き肩は自然に治りますか？

巻き肩が自然に治ることは少ないですが、正しいアプローチをすれば改善可能です。当院では整体と経絡治療を組み合わせ、姿勢と筋肉のバランスを整えることで自然な肩の位置へ導きます。

巻き肩の人がやってはいけないことは？

長時間の前かがみ姿勢やスマホの操作、片方の肩に荷物をかける癖は避けましょう。バランスの良い姿勢を意識し、適度な休憩とストレッチが大切です。

デスクワーク中に気をつけるべきことは？

1時間ごとに軽く立ち上がり、胸を開くストレッチを行いましょう。椅子の高さやモニターの位置を調整し、背筋を伸ばす姿勢を保つようにしましょう。

巻き肩を改善するストレッチや運動はありますか？

胸の筋肉を伸ばすストレッチや、背中の筋肉を強化するエクササイズが効果的です。当院では個々に合わせた効果的な運動指導も行っています。

巻き肩が原因で肩こりや頭痛が起こるのですか？

はい、巻き肩が続くと首や肩周りの筋肉に負担がかかり、肩こりや頭痛を引き起こします。早期改善で症状の軽減が期待できます。

巻き肩を放置するとどうなりますか？

放置すると姿勢が悪化し、四十肩や五十肩、首の痛み、腰痛など他の症状を引き起こす可能性が高まります。

姿勢矯正ベルトやサポーターは効果がありますか？

一時的なサポートにはなりますが、筋肉のバランスを整える根本的な解決には至りません。当院では筋肉と骨格を整え自然な改善を促します。

姿勢矯正は本当に効果がありますか？

姿勢矯正は、巻き肩の改善に非常に効果的です。正しい姿勢を維持することで首や肩の負担が軽減され、症状が和らぎます。当院では、カイロプラクティックや整体で体全体のバランスを整える治療を行い、再発を予防します。

巻き肩に悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の経絡治療は巻き肩という症状と相性がよく、また、再発も防ぎ、長期間良い状態を維持することができます。

巻き肩でお悩みであれば、お気軽にご連絡ください。

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通えば通うほど、確実に調子が良くなります！