
院長:村上お気軽にご相談ください!

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「座らせるとグラグラする」「すぐに前へ倒れてしまう」。お座りが始まる頃は、どこまで手伝ってよいのか迷いますよね。
頭や首が安定してきた赤ちゃんなら、大人が体を支えながら、短い時間のお座り遊びを楽しむことはできます。ただし、まだ姿勢を保てない赤ちゃんを、無理に座らせ続ける必要はありません。
大切なのは、長く座れるように練習することより、その子の発達に合わせて、安全にさまざまな動きを経験することです。
お座りには、頭を保つ力だけでなく、体を支えたり、傾いたときにバランスをとったりする働きも必要です。最初は大人の支えが必要で、床に手をつきながら座り、次第に手を離して遊べるようになるなど、少しずつ変化していきます。
「座らせてもらうと姿勢を保てること」と「自分で寝た姿勢から座れること」も、別の動きです。座らせたときの様子だけで、発達全体を判断しないようにしましょう。
周囲の赤ちゃんと比べて不安になることもありますが、進み方には幅があります。早産で生まれた場合は、出産予定日を基準にした修正月齢も踏まえて確認します。


赤ちゃんが起きていて機嫌のよいときに、平らで体が沈み込まない床のマットなどで行いましょう。大人が後ろや横に座り、赤ちゃんの体幹を手で支えます。
頭が大きくぐらつく、体が折れ曲がる、強く反り返る場合は、その姿勢を続けず、抱っこや寝た姿勢に戻してください。支える位置がわからない場合は、実際の様子を見てもらいましょう。
「何分座れたか」を目標にせず、疲れる前に切り上げることが大切です。支えを急に離して、座れるか試す必要はありません。
お座りの時間だけを増やすより、仰向けで手足を動かしたり、おもちゃへ手を伸ばしたりする床遊びも取り入れましょう。
起きているときに、大人がそばで見守りながら、短いうつぶせ遊びをする方法もあります。嫌がる、疲れる、顔が床について苦しそうになる場合は、すぐに休憩してください。
眠ってしまったら、硬く平らな寝床で仰向けに寝かせましょう。
支えられて落ち着いて座れるときは、正面の近い位置におもちゃを見せてみましょう。最初から遠くへ手を伸ばさせたり、大きく体をひねらせたりする必要はありません。
赤ちゃんが見る、触れる、少し手を伸ばすといった動きを楽しみながら、大人は倒れたときにすぐ支えられる位置にいてください。
クッションで囲んで座らせても、大人の見守りの代わりにはなりません。前へ倒れて顔が埋もれたり、姿勢が崩れて戻せなくなったりすることがあります。ソファやベッドなど、高さのある場所でのお座り練習も避けましょう。
乳児用の椅子は、製品の対象月齢や発達条件、使用方法を守って使います。ただし、椅子に長く座らせることが、お座りの獲得につながるわけではありません。床で自由に動く時間も確保しましょう。
座ったまま眠った場合は、そのままにせず、安全な寝床へ移してください。
月齢は相談の目安です。気になる様子があれば、その時期まで待たずに、かかりつけの小児科や保健師に相談してください。普段の遊びの短い動画があると、様子を伝えやすくなります。
「健診では経過を見てよいと言われたけれど、家での関わり方がわからない」「支え方が合っているか不安」。そんな日々の困りごとも、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
当院へのご相談では、気になる場面や普段の過ごし方を伺い、ご家庭での抱っこや遊び方について、一緒に考えていきます。発達の遅れや病気が疑われる場合は、医療機関での評価を優先します。
小児科などで病気や治療の必要性を確認したうえで、日常の支え方に迷う場合は、当院でもお手伝いできます。お座りを急がせるのではなく、赤ちゃんが安心して動ける関わり方を、一緒に見つけていきましょう。
参考:
CDC「生後9か月の発達の目安」、
NHS「Learning to sit」、
NHS「赤ちゃんの体を動かす遊び」