
院長:村上お気軽にご相談ください!

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「生後5か月になったら、すぐに始めるもの?」「まだお座りが不安定だけれど、大丈夫?」。離乳食が近づくと、始めどきに迷う親御さんは少なくありません。
日本の「授乳・離乳の支援ガイド」では、生後5〜6か月頃が開始の目安です。ただし、月齢だけで決めるのではなく、頭や体の安定、口の動き、食べ物への関心などを合わせて見ていきます。
「今日から必ず始めなければ」と焦らず、赤ちゃんの準備が整っているか確認してみましょう。


食べるときには、頭や体が安定していることが大切です。首がしっかりすわり、大人が支えることで、頭が大きくぐらつかずに座れるかを見てみましょう。
一人で長くお座りできるようになるまで、待つ必要はありません。一方で、体が前へ折れ曲がる、横へ大きく倒れる、頭を保てない場合は、クッションなどで無理に固定して食べさせず、保健師や小児科で相談してください。
ガイドには寝返りも発達の目安として挙げられていますが、寝返り一つの達成だけで開始の可否を決めるものではありません。姿勢や口の働きを含めて確認します。
赤ちゃんには、口に入ったものを舌で押し出す反応があります。この反応が弱まり、スプーンやなめらかな食べ物を少しずつ受け入れられることも、準備の目安になります。
ただし、確認のためにスプーンを何度も奥へ入れる必要はありません。始めてみて押し出した場合も、すぐに「食べる準備ができていない」と決めつけず、眠さや機嫌、スプーンの大きさなども見直しましょう。
口を閉じる、顔をそむける、泣くときは、無理に続けず切り上げてください。
家族が食べる様子をじっと見る、食べ物へ手を伸ばそうとするなどの姿も、始めどきを考える手がかりです。
ただし、よだれが増えた、手をよくなめる、夜に起きるようになったということだけでは、開始の判断はできません。食べ物への興味と、姿勢や口の働きを合わせて見てください。歯が生えるまで待つ必要もありません。
離乳食の始まりは、母乳やミルク以外の味や舌ざわりに触れ、食べ物を飲み込む経験を重ねる時期です。
まずは1日1回、なめらかにすりつぶしたおかゆなどを、少量から始めます。赤ちゃんが起きていて機嫌がよく、親御さんも落ち着いて見守れる時間を選びましょう。
小さなスプーンで下唇にそっと触れ、赤ちゃんが口を開くのを待ちます。口の奥へ流し込んだり、上唇へこすりつけたりする必要はありません。
新しい食材は一度に何種類も増やさず、一種類ずつ少量から。初めての食材は、体調のよい日で、症状が出たときに医療機関へ相談しやすい時間帯に試すと安心です。
開始直後は、食べる量が少なくても珍しくありません。この時期の栄養は、引き続き母乳や育児用ミルクが大きく担います。
離乳食を食べさせるために、母乳やミルクを急に減らすことは避けましょう。授乳と離乳食を合わせて、おしっこや体重の増え方、普段の元気さを確認します。
離乳食を始める準備として、果汁を飲ませたり、スプーンの練習を繰り返したりする必要はありません。また、1歳未満には、加熱したものも含めて、はちみつを与えないでください。
生後6か月頃になっても姿勢が保ちにくい、口に入れると毎回強くむせる、食べることを強く嫌がり続ける、体重の増え方が気になる場合は、小児科や地域の保健師、管理栄養士に相談しましょう。
早産で生まれた場合や、持病がある場合は、月齢だけで判断せず、かかりつけ医と開始時期を相談してください。湿疹が強い、食物アレルギーが疑われる場合も、自己判断で開始や特定の食材を長く遅らせず、医師に確認します。
食後に呼吸が苦しそうになる、顔色が悪くなる、ぐったりする場合は、速やかな救急対応が必要です。
離乳食は、決まった日程をこなすためのものではありません。月齢を目安にしながら、赤ちゃんの姿勢や口の動き、体調に合わせて、少しずつ「食べる経験」を広げていきましょう。