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赤ちゃんの反り返りを改善する方法|抱っこや遊びで身体のバランスを育てよう

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赤ちゃんを抱っこすると強く反り返る、寝かせると弓のように身体を反らす、授乳中にのけぞる。このような様子が続くと、「抱き方が悪いのかな」「どこか苦しいのでは」と不安になる親御さんも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの反り返りは、必ずしも悪いクセや異常を意味するものではありません。泣いたとき、驚いたとき、眠たいときなどに一時的に反ることもあります。

ただし、普段から反り返りが強く、抱っこしにくい、寝つきが悪い、向き癖がある、うつ伏せを嫌がるといった様子が重なる場合は、身体の使い方や緊張のバランスが関係していることがあります。

この記事では、赤ちゃんが反り返る理由と、ご家庭で取り入れやすい4つの方法をご紹介します。

目次

なぜ赤ちゃんは反り返るの?

赤ちゃんは成長の中で、お腹側だけでなく背中側の筋肉も使います。そのため、身体を伸ばしたり反らしたりする動き自体は自然なものです。

しかし、次のような状態があると、お腹側よりも背中側に力が入りやすくなり、反り返る動きが増えることがあります。

  • 向き癖があり、いつも同じ方向ばかり向いている
  • 身体の左右差が強い
  • 首・肩・背中の緊張が強い
  • 縦抱きの時間が長く、身体を丸める経験が少ない
  • うつ伏せや横向きで遊ぶ機会が少ない
  • 眠い、空腹、刺激が多いなどで興奮している

反り返りが強い赤ちゃんは、背中側の筋肉を使うことが得意になり、お腹側をゆるめたり、身体を丸めたり、左右へひねったりすることが苦手になっている場合があります。

つまり、反り返りは単に「背中が強い」というより、身体の前後・左右の使い方に偏りがある状態として考えることができます。

反り返りを改善する方法① 横抱きの時間を増やす

反り返りが強い赤ちゃんは、縦抱きになると背中に力が入り、頭や身体を後ろへ反らせやすくなることがあります。

そこで、授乳姿勢に近い横抱きや、身体をやさしく丸める抱き方を取り入れてみましょう。

横抱きのポイント

  • 頭・首・背中を腕でしっかり支える
  • 赤ちゃんの手が身体の前にくるようにする
  • 背中を無理に押し曲げず、自然な丸みをつくる
  • 赤ちゃんのお腹と抱く人の身体が離れすぎないようにする
  • 左右どちらの腕でも抱く時間をつくる

横抱きにすると、お腹側の緊張がゆるみやすくなり、背中に入り続けていた力も抜けやすくなります。

ずっと横抱きにする必要はありません。縦抱きと横抱きを使い分けながら、赤ちゃんが安心して身体を預けられる姿勢を増やしてあげましょう。

反り返りを改善する方法② 身体の横を使う遊びを増やす

反り返りが強い赤ちゃんは、前後の動きに偏り、身体を横へ向けたり、左右にひねったりする経験が少ないことがあります。

赤ちゃんをうつ伏せや仰向けにし、身体の右側・左側・斜め前などに、おもちゃや絵本、音の鳴るものを置いてみましょう。

赤ちゃんが興味を持つと、顔を横へ向ける、片手を伸ばす、身体をひねるといった動きが自然に増えていきます。

おすすめの遊び

  • 左右に音の鳴るおもちゃを置く
  • カラフルなおもちゃを斜め前から見せる
  • 赤ちゃんが好きな絵本を左右に広げる
  • 鏡を置き、顔を横へ向けるきっかけをつくる
  • パパやママが左右から名前を呼ぶ

身体を横へ向ける経験が増えることで、脇が開きやすくなり、背骨や体幹も動かしやすくなります。

無理に顔や身体を反対側へ向けるのではなく、「見たい」「触ってみたい」と思える環境をつくることが大切です。

反り返りを改善する方法③ うつ伏せ遊びを取り入れる

うつ伏せ遊びでは、首を持ち上げる、肘で身体を支える、お腹を床につけた状態で手足を動かすといった経験ができます。

反り返りを改善するために、ただ背中を丸めればよいわけではありません。うつ伏せの中で、首・肩・背中・お腹をバランスよく使うことが大切です。

取り入れ方のポイント

  • 機嫌の良い時間を選ぶ
  • 授乳直後は避ける
  • 最初は1~2分程度の短時間から始める
  • おもちゃや声かけで楽しい雰囲気をつくる
  • 必ず大人がそばで見守る
  • 疲れたら無理をせず休ませる

うつ伏せを嫌がる場合は、親御さんの胸の上で行ったり、胸の下に薄くタオルを入れたりすると、取り組みやすくなることがあります。

うつ伏せ遊びは、反り返りへの対応だけでなく、寝返り、ズリバイ、ハイハイへ向かう身体づくりにもつながります。

反り返りを改善する方法④ バランスボールやゆらゆら遊び

抱っこをした状態で、バランスボールに座ってゆっくり揺れたり、椅子に座って小さく前後左右に揺れたりする遊びもおすすめです。

一定のやさしい揺れを感じることで、赤ちゃんが身体の力を抜きやすくなり、安心感につながる場合があります。

やり方

  1. 赤ちゃんを安定した姿勢で抱っこします。
  2. 大人がバランスボールや椅子に座ります。
  3. 赤ちゃんの首や身体をしっかり支えます。
  4. 前後・左右へ小さくゆっくり揺れます。
  5. 赤ちゃんの表情や呼吸を見ながら行います。

大きく弾んだり、速く揺らしたりする必要はありません。小さく、ゆっくり、心地よいリズムで行うことがポイントです。

揺れの中で身体を支える経験は、体幹やバランス感覚を育てる助けにもなります。

安全のための注意点

  • 必ず大人が赤ちゃんを両手で支える
  • バランスボールが滑らない場所で行う
  • 強く弾まない、激しく揺らさない
  • 赤ちゃんが嫌がったらすぐに中止する
  • 体調が悪いときや授乳直後は避ける

反り返りを無理にやめさせなくて大丈夫です

反り返るたびに身体を押さえつけたり、無理に丸めたりすると、赤ちゃんがさらに力を入れて抵抗することがあります。

大切なのは、「反らないようにすること」だけではありません。

身体を丸める、横へ向く、ひねる、手で支える、お腹を使うといった別の動きを、遊びの中で少しずつ増やしていくことです。

赤ちゃんの発達は訓練だけで進むものではありません。「見たい」「触りたい」「パパやママのところへ行きたい」という気持ちが、自然な動きを引き出します。

その子のペースを大切にしながら、小さな変化を見守ってあげましょう。

こんな様子が気になる場合はご相談ください

  • 抱っこすると毎回強く反り返る
  • 授乳中にのけぞって飲みにくそうにする
  • うつ伏せを強く嫌がる
  • 寝返りがなかなか始まらない
  • いつも同じ方向ばかり向いている
  • 頭の形や絶壁が気になる
  • 身体の左右差が強い
  • 抱っこしにくく、身体が硬く感じる
  • 発達の進み方が気になる

当院では、反り返りだけを単独で見るのではなく、頭の形、向き癖、首や背骨の動き、身体の緊張、寝返りやうつ伏せの様子などを丁寧に確認しています。

そのうえで、赤ちゃん一人ひとりの状態に合わせたやさしい施術と、ご家庭でできる抱っこや遊び、身体の使い方をご提案します。

まとめ

赤ちゃんの反り返りは、必ずしも悪いクセではありません。今の身体の使い方や緊張のバランスによって起こっていることがあります。

横抱きを増やす、身体の横を使う遊びをする、うつ伏せ遊びを取り入れる、やさしい揺れを経験させるなど、毎日の関わり方を少し工夫することで、身体の使い方は少しずつ広がっていきます。

無理に反り返りを止めるのではなく、遊びながらお腹・脇・背中をバランスよく使える身体を育てることが大切です。

反り返りや向き癖、頭の形、抱っこのしにくさ、発達について気になることがありましたら、小さなことでもお気軽にご相談ください。


院長:村上

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